夏の終わりに感じた、崩れた自然と人口のバランスについて。
駆け抜けた2年目の夏。
大きな怪我もなく無事終わることができた。
こどもたちが、日常では経験することが少なくなってしまった、自然の中での時間。
便利になりすぎた社会では、自分自身の衣食住について考える機会も少なく、こどもたちは戸惑っていた。
それでも、「自分のことは自分でやる」というルールの中で、たくましく過ごしてくれたことは嬉しかった。
こどもは、好奇心にあふれている。
「あれがしたい」「これがしたい」と、常に新たな遊びを作り出していた。
いつの時代でも、生まれてすぐのこどもに違いがあるとは思えない。
あるのは、取り巻く環境の違い。
産み落とされた環境の中で育っていく。
こどもを取り巻くさまざまな問題は、社会の問題。
はるか昔から、都市と呼ばれるものはあった。
しかし、今ほど都市に偏ったものではなかったと思う。
今は、バランスが崩れた社会だ。
都市と田舎。
人口と自然。
バランスが崩れているのが、社会を取り巻く様々な問題の、最大の原因の一つだと感じる。
養老孟司さんのお言葉を借りると、都市は人間の意識が作り出した「脳化社会」。
自然物である人間が、人間性を取り戻すには、大人も子供も、もっと自然と仲良くならないといけない。
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