限界集落は、本当に限界か?
先日の白馬岳への山行。
その前に、五年前に野外教育の研修を受けた、アウトワード・バウンド協会(OBJ)のある長野県小谷村大網集落へ行った。
そこには、元OBJのスタッフが中心となって活動している「くらして」がある。
くらしては、大網集落での昔ながらの暮らしを守りたいという想いで活動している。
くらしてについてはこちら⇨http://kurashite.com/くらしてのこと/
彼らの拠点「つちのいえ」に立ち寄った。
その日は集落の運動会の予定だったが、雨のため中止。
つちのいえには、多くの人が集まっていた。
研修で、お世話になった方もそこにはおり、お茶をいただき、その場で焙煎したコーヒーをいただき、お昼ご飯までご馳走になった。
ゆったりとした時間。
人々のあたたかさ。
そこでの暮らしの「豊かさ」を垣間見ることができた。
昔から、その集落に住んでいる方とお話しすると、「何にも不便ないところ」という表現が出てくる。経済成長期には、若い人が村を出て行き、「田舎は魅力がないところ」という風潮が、強かった。
しかし、今は逆に田舎に魅力を感じる若い世代が増えてきていると感じる。
この先、日本は人口が減って行き、縮小していく集落もあるだろう。
しかし、大網集落では、若い人が増えて、子供が生まれて、賑わいが生まれている。
日本に昔からあった暮らしの豊かさに気づき、今の暮らしを見直す事が出来れば、人口が減って行きながらも、都市と田舎のバランスは保たれていくのかもしれない。
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